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〈道場その2〉生ごみの堆肥化 「取材日2005.03.04」 |
今回の先生 |
社会福祉法人むつみの里 碓井さん(上市町)
今回使用する「ぼかし肥」は、
「平成16年度富山県認定リサイクル製品」に認定されています
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家庭から出るごみの半分は「生ごみ」。
家庭ごみを減らす鍵は「生ごみを活かすこと」に隠されていると言ってもいいでしょう。栄養素一杯の「生ごみ」を捨ててしまうのはもったいない!今回は「ぼかし肥」を使った「生ごみの堆肥化」の方法をご紹介します!
用意するもの
生ごみ1kg
に対する分量 |
密閉容器 |
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下部に溜まった水(液肥)を抜くためのコックが付いたものがベストだが、無ければスーパーの袋に水切り用の穴を20〜30個開けて代用する
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新鮮な生ごみ |
1kg(三角コーナーに1杯くらい)
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ぼかし肥 |
15〜20g |
極意その1・・・『生ごみを発酵に導く3つのポイント」
@ 生ごみはしっかり水切りをしてその日のうちに処理する。
(しっかり水切りをしておけば虫もわかないし臭くありません。
水分が多いと密閉容器の中で腐敗してしまい、悪臭の原因になります)
A 液肥は溜まったらこまめに取り出す。腐敗や悪臭の原因となります。
(ここでコック付だと便利!)取り出した液肥にも使い道があります。)
B 空気に触れないようにしっかりと密閉する
(「ぼかし肥」には空気の無いところで働く(嫌気性)菌が入っています。) |
@ 生ごみを容器に投入→土に戻らないものは絶対に混ぜない A 生ごみは三角コーナー1杯(1kg)に対し、ぼかし肥ひと握り(15〜20グラム)
B しっかり混ぜ合わせ空気を抜くように上から押さえる
C ふたをしっかり閉める
D 液肥はこまめに抜く(腐敗の原因になる)
E 直射日光が当たらないところで熟成させる。(春・夏・秋は1週間、冬は2週間が目安)
F ヌカ漬けのような臭いになれば成功!表面はうっすら白カビが発生します。
→「ぼかし肥あえ」の完成!
●注意!!
・出来上がった「ぼかし肥あえ」は生ごみの形がそのままです。
それを土に戻すと分解されて、肥料・堆肥となります。
極意その2・・・「夏場に失敗しないために」
@ 生ごみはその都度多めのぼかし肥をまぶして処理します。
A 魚のはらわた等腐敗しやすい物は加熱して混ぜると良いです。
B 気温30℃前後の真夏には発酵がよくすすむので3日間くらいで土に戻します。 |
○ 畑の場合
元肥として・・・種や苗を植える「うね」を作るときに入れます。
追肥として・・・根から少し離して入れます。根に近いと根ぐされの原因にもなるので注意してください。
○ 庭の場合
・・・所々に20〜30cmの穴を掘って埋めます。(根から20〜30cmは離して下さい。)
【お問い合わせ先】
社会福祉法人むつみの里 富山県中新川郡上市町柳町23
TEL:076-472-3607 FAX:076-472-3649
※「ぼかし肥」は県生協、COOPとやま等で販売をしています。
栄養素一杯の土で栄養素たっぷりの野菜ができますよ!みなさん是非お試しください!!
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