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愛知県にある小学校からの質問に坂元さんが親切にお答えくださいました。
A.この“なぜ”が27歳のときから現在に至るまで続けてこられた原動力となっているのです。
きっかけは、手の湿疹と子どものアトピーが始まりで合成洗剤の危険性を勉強し、家の中の化学薬品、毒物の多いことにビックリ!
これでは未来の子ども達が大変なことになる!
この環境を少しでも変えることができないか。
一人の力は小さいけれど主婦の一人ひとりが心を変えることで何か変えられるのではないかとの思いからでした。
みなさん一人ひとり毎日石けんといわれるものをたくさん使ってますよね。
その中には、環境によいもの、悪いものいろいろあります。
考えてみてください。
日常の中でお茶碗を洗わない家はありませんよね。
このとき、お母さんは何を使っておられますか?
毎日、洗濯します。お風呂に入り髪を洗います。その風呂も掃除します。
その際、環境によいものをみんなが使えばもっと川や海が汚れないのではないかと考えたのです。
A.この手作り石けん(廃油石けん)は、脂肪酸ナトリウムで…って難しいかな。
これ(脂肪酸ナトリウム)は石けんの泡成分で界面活性効果で汚れを落としますがすぐに分解します。
あとはグリセリン。これは保湿成分で石けんを作るうえで出来る副産物です。
化粧品の中にも含まれるもので皮膚をつるつるにしてくれます。
他のものを一切含みません。この二つだけです。
では、他のお店で売っているものはどうでしょうか?
乳化剤、再付着防止剤、合成の界面活性剤などなど、わけのわからないものがたくさん混ざってとてもこわいものになってしまっています。
一つの例を挙げてみましょう。合成の界面活性剤はどういうものか。
名古屋はレンコンの産地ですね。ハスの葉の上の水玉を見たことがある人はいますか?
葉の上を玉になってになってつるつるすべるあの力が表面張力といいます。
この水玉の中に合成界面活性剤が入るとこの水玉は出来ないのです。
では、合成界面活性剤を塗られたハスの葉はどうなるのでしょう?
枯れてしますのです。
じゃあなぜそんなものを使うのか?今みんなの頭の中に“なぜ!なぜ!どうして!”が一杯出てきたと思います。
それを忘れないで大切に追求してください。
手作り石けんの脂肪酸ナトリウムにも界面活性効果はありますが、水で簡単に分解してしまいます。
川や海まで行きません。
合成の界面活性剤は、海の中まで分解されず流れていきます。
でも安心して、一つひとつの疑問をもって、考え、学んで実行していく人が増えていけば大丈夫!
A.水につけても大丈夫な靴を洗ってみて、きれいになるよ。
それから、靴下。指のあとで黒くなってない?
洗濯する前に靴下をぬらして手作り石けんをつけてから洗濯機で洗ってごらん。きれいになるよ。
襟汚れ、シミもよく取れるから、これで洗濯は自分で出来るよ。やってみてね。
CMでやっている食器を“キュッキュッ”て鳴らしてみたくない?
それには、濃い石けん液をぬるま湯で作り、そのぬるま湯で流し洗いをすればOK。やってごらん。
あと、使い終わった手作り石けんは水に弱く、溶けやすいので水気をふき取り、スポンジの上において乾かしておくことが大切です。
Q.環境によい石けん(廃油石けん)に色や香りをつけることができるの? |
A.これが難しい。無添加にこだわっているので作ってみたことがないのです。
一番よいのはヨモギかなと思います。すりつぶして、混ぜてみたらどうでしょうか。
他にみかんの皮の白いところを取り、乾かして、すりつぶして入れてみてもよいかもしれません。
あとは竹炭。これはスラブみたいに研磨力が強いので使用に注意が必要です。
ミント系は自分で抽出するのは難しいのでお店で求めてください。
いろいろ勉強し、実行し、続けていくことが大切、“継続は力なり”です。
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